TORANA TECH BLOG

株式会社トラーナのエンジニアチームの開発ブログ

ビジネス・オペレーションサイド向けエンジニアリング研修第 1 回目を実施レポート

みなさん,こんにちは!めもりーです。

はじめに

実施の目的は,お互いの業務ドメインの知識を理解することでよりよいエンジニアリングを行えるようにし,お客様によりよいサービスを提供していくためです。 業務ドメインの理解の解像度がお互い異なっているような状態であった時に,他チームへのリスペクトが欠けていたりしてしまうこともありえます。 お互いの業務を触りでも理解とイメージをつけてもらい,そのようなギャップを防いでいきたいという思いから,今回このような機会を頂きました。

今までは,エンジニア側がオペレーションサイドが実施しているオペレーション業務の業務研修というものはありましたが,エンジニアリング業務の業務研修を行うようなものは実施されていませんでした。

というのも,実は昨年に一度企画していたのですが,新型コロナウィルスの再流行があり,見送りとなっていました。今年に入り,分割をすれば実施できそうだという判断のもと,第 1 回目と第 2 回目に分割して,任意という形で実施するはこびとなりました。 本ブログでは,第 1 回目の実施レポートをお送りします。

何をしたのか

エンジニア側で,当日のスタッフを募り,一部は TA (Teaching Assistant) として,一部はファシリテーターとして,など役割を決めて実施に挑みました。

事前にカリキュラムを策定し,以下のように進めることになりました。

  • 弊社社内アプリケーションをクローンしたレポジトリをローカルにクローンしてもらう(フロントエンドのみ)1
  • クローンしたレポジトリから,ログイン画面のコンポーネントファイルを変更し,自分の好みの画像を配置する
  • レポジトリにプッシュしてもらい,マージまでの一連の流れを行う

といった内容でした。

各メンバーの皆さんは,普段エンジニア達が使用している macOS ではなく,Windows ではあったのですが, 事前に WSL 上で環境構築をしていただき進めていただきました。

あらかじめ,マニュアル作成担当の方には,Windows 向けのマニュアルを作成していただいていました。

また,予め Issue を作成しておき,この Issue に対してプルリクエストを作成する,という形で進めていました。

当日はどうだったのか

秋葉原にある貸し会議室をレンタルして実施しました。 GitHub の使い方の座学から,私達が普段どのように開発しているのか,実際に VSCode などを用いて研修という形で体験いただきました。 クローンしたレポジトリがどうなっているのか,どうやって本番環境に反映されているのか,など。

実際に当日にあがった質問

当日は以下のような質問をビズオペサイドからは以下のような質問を頂いておりました。

  • 毎日こうしてPC前で作業し続けても疲れないんですか?
  • 今日これもし作業してて失敗しても本番に影響とかはないですよね?
  • インデントが最初のは揃っているけど自分が書いたのはなんだか揃ってない。どうしてるの?
  • GitHubってどうやって収益化してるの?
  • ボタン追加してもらうとき、ちょうどいい場所にいい感じに崩れないように表示してもらっているけどエンジニアさんは頭の中に配置図みたいなのを記憶してるの?

などの質問をいただきました。現地にいたメンバーは以下のようにホワイトボードを用いて,解説していました。

このように,ご質問をいただけるという点では,興味関心のあった良いイベントになったのかなと考えています。

さいごに

ビズオペサイドのみなさまから「手元で動かした結果が見られるのは面白いと感じた」,「前もってしっかりやることやすり合わせが必要なんだな。やることが決まってないと難しいことがありそう」など様々な感想をいただきました。

第 1 回目ではありますが,参加者,TA とファシリテーターなどを変えて第 2 回目も実施予定です。 当日は 10 時から 17 時までの間と限られた時間で,バックエンドまで含めてやるとすると,時間も大幅にかかってしまうのでフロントエンドだけでした。


  1. フロントエンドのみであるため,研修時において顧客情報等のダウンロードや適用などは行われておりませんのでご安心ください。また,弊社のプロダクト開発部は,システム開発時において,原則お客さまのデータはマスク(データを書き換えお客様個人が特定されない形に変換)して厳重に取り扱っております。